ラジオとは?/ モビット
[ 706] ラジオ - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA
|
この項目ではラジオ放送およびそれに関連する事柄について記述しています。かつて福岡ダイエーホークスに所属していた投手についてはブレイディー・ラジオをご覧ください。 この項目は、その主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点からの説明がされていない可能性があります。ノートでの議論と記事の発展への協力をお願いします。(Template:国際化) ラジオ技術 - 電波を用いて行う無線送受信の仕組み、あるいはそのための技術一般。無線技術。同タイトルのオーディオ誌がある。 本項目では主にラジオ放送を扱い、ラジオ受信機にも簡単に触れる。単にラジオという場合にはラジオ受信機を指すことも多い。 会話や音楽などの音声信号を、電波を使って不特定多数のために放送するしくみ。いくつかの方式があるが、最も歴史の長いのは振幅変調による中波放送で、基本的な方式は100年間も変わらず、現在でもラジオの主流である。この方式および受信機は一般に「AM放送」「AMラジオ」と呼ばれる。また周波数変調による超短波ラジオ放送も広く聴取され「FM放送」「FMラジオ」と呼ばれる。本項目でも特筆しない限りこの呼び方を用いる。 テレビと異なり、送信システムは比較的簡単な構造で、仮に地震などで放送局が破壊されても、肩に担げる程度の大きさの小型送信機からの放送も可能で、極端に言えばマイクロフォンと送信機さえあれば放送可能である。これを活かし、災害発生時には臨時ラジオ局が開設されることがある。一部のラジオ局ではこの特長を利用し、自分以外の局員が全員操作できない状態になっても一人いれば、一人で全てを遠隔操作して放送が続けられるようになっているという。 また、特にAMラジオは受信機の構造も簡単なため、乾電池で動作する小型の物が安価で購入可能で、安いものでは100円程度からある。電波が到達する範囲・時間内であれば、いつでもどこでも放送を聞くことができる。この特性を生かして、災害時の情報伝達手段として重要視されるようになっている。 電波に音響情報を乗せて送るためには、高周波の電波を低周波の音響信号で変調(modulation)する必要がある。変調方式の違いにより幾つかのラジオ放送方式が存在する。 周波数変調(FM) - 主として超短波以上の周波数で用いられる。周波数変調は振幅変調に比べ占有周波数帯幅が広いことがその理由のひとつである。 デジタル変調 - 衛星デジタル放送や地上デジタル放送ではテレビジョンだけでなく、ラジオ放送(音声放送)も行われる。 また、放送に用いられる電波の周波数の違いにより分類することもできる。日本では、中波放送、短波放送、超短波放送の3種類の放送が行なわれている。 日本やアメリカではラジオ放送用としては利用されておらず、ロシアやヨーロッパのような高緯度地域でラジオ放送用に利用される。 日本では、長波ラジオ放送を受信できるラジオ受信機が少ない。そもそも長波放送が行なわれていないので一部の受信愛好家以外には需要もない。 日本では、ロシア極東地域のラジオ放送が比較的良好に受信できる。 振幅変調(AM)による国内ラジオ放送である。近距離向けの国際放送に利用される場合もある。日本で「AM放送」「AMラジオ」という場合は、中波放送を指して呼ぶことが多く、AMによる短波放送は含まれないことが多い。 伝送周波数帯域幅が狭く、変調方式の特性としてノイズ等に耐性が弱い。特に送信所から遠い放送局、一部の家電品の近くや雷発生時に起きやすい。これは同じくAMを使用する長波・短波放送も同様である。また、FM放送に比べて低音質である。そのため、スポーツ実況中継・ニュース・交通情報などの情報を提供するような生番組やトーク番組が主に放送されている。位相変調を用いたステレオ放送も行われている。 放送局(送信所)から到達する距離が長いため、1つの都道府県内で放送を行う県域放送、複数の都道府県にまたがって放送される広域放送がある。ただし、原則は県域放送でも隣県の局が受信できる例も多く、さらには広域放送の地域なみに受信できたり、広域放送の地域より多く受信できたりする県も、青森県、静岡県、香川県、徳島県、山口県、佐賀県など多数ある。 昼間は下部の電離層(D層)に吸収されるが、夜間のみ電離層(E層)が電波を反射するので、海外を含めて遠方のラジオ局が聞けるようになる反面、放送局同士の混信が激しくなる欠点がある。実際に、日本でも地域によっては夜間は韓国や中国の放送局の混信のため聞きづらくなる国内局もある。また日本でヨーロッパやアフリカの放送局が受信されたり、逆にヨーロッパで日本の放送局が受信されることもある。 本来「放送」ではない特別業務の局だが、AMラジオで受信できる特殊なものとして、高速道路等で路側のワイヤーからAM電波を漏洩させて付近の道路状況等を案内するハイウェイラジオ・路側放送などのサービスにも使われている。その多くは1620kHzを使用する。 これも「放送」ではないが、中波放送帯のすぐ上の1670kHz付近では、各地の港湾管理者・灯台などが海上などの気象情報(船舶気象通報)や海上交通情報を放送している。放送バンドから外れる周波数のため、昔の旧式のコイルとバリコンによるラジオでは放送バンドの誤差範囲に入り聴取可能だったが、現在の民生機においてこの周波数を受信できるラジオ受信機はソニーやicomの一部機種のみに限られる。 ラジオ放送用には変調方式は、振幅変調(AM)が使われる。SSBが使われるのは、一般聴取者向けの「放送」ではなく中継局への通信回線としての利用である。なお、過去には短波放送は全面的にSSBに移行するという案も出された事があるが、実現はしなかった。SSB対応受信機でないと復調できない。 最近、短波放送においても、ヨーロッパを中心として、「DRM」と呼ばれるデジタル放送を行う動きがある。日本では、今のところ短波放送をデジタル化する動きはない。 短波放送用の周波数は、2MHz〜26MHz。この間に、次のような放送バンドがある。ただし、実際には混信を避ける目的からか、これらの放送バンドの上端や下端を超えた周波数を使用している局もある。 季節や時間帯によって電離層(主にF層)の働きが異なり、結果として放送が聞こえる場所が変わってしまう。冬場・夜間は低い周波数が良好に届き、逆に夏場・昼間は高い周波数が良好になる。太陽活動が活発になるとさらにこの傾向が強まる。このため、季節や時間帯によって、目的とする場所で放送が聞こえるように、放送に使う周波数を変える必要がある。 NHKは、海外に住む日本人向けに放送(NHKワールド・ラジオ日本)を行っており、世界中で聞こえるように、他の国の放送局で中継してもらったり、逆に他の国の放送を中継したりしている。また、ラジオNIKKEIの場合は、日本全国で聞こえるようにするため、複数の周波数を複数の場所を用いて放送するなどしている。 いわゆる「BCLブーム」の終焉で、短波ラジオの機種数は少なくなっているので、通信用受信機を導入している愛好家も多い。送信回路があるもの、つまりトランシーバーは、無線局免許がない場合、電波を発射できないように改造していなければ不法開設として罪に問われることがある。 多重技術を利用して、音声多重放送(ステレオ放送)、文字多重放送(愛称・見えるラジオなど)が行なわれている。音声多重放送はすべてのFM局で常時実施されている。NHKの場合はラジオ深夜便の時間帯以外で放送されるニュース、緊急報道および高校野球中継はモノラル放送でほかは常時ステレオ放送(時報を含む)を行っている。 使用周波数の特性上、放送局(送信所)から到達する距離が短いため、1つの都道府県内(県域放送)、あるいはさらに細かな中継所単位で放送が行なわれている。この特性を利用して、最近では地域に密着した情報を提供することを目的とするコミュニティFM局と呼ばれる、1つの市町村・特別区・政令指定都市の区を放送対象地域とし、空中線電力(出力)を20W以下で放送を行う形態もある。この変形として、地震などの大きな災害が発生した場合に、地域に密着した情報を提供するための臨時災害放送局も、FMラジオで開設される。 FM放送などのVHF帯電波を反射するスポラディックE層(通称「Eスポ」)と呼ばれる特殊な電離層が、春から夏頃にかけての日中に突然出現し、普段聞くことの出来ない遠隔地や外国のFM放送が受信することができる場合がある。 沖縄県のNHK・民放各局や富山県の北日本放送新川中継局において、中華人民共和国・中華民国(台湾)・大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国からのAM(中波)放送の混信が夜間に特に激しいため、AM放送の中継局用にFM放送が使用されている。大韓民国側も、混信対策などを理由にAM放送の多くはFMでサイマル放送されている。これは「標準FM」と呼ばれる。 関東広域圏(一部地域を除く)とCS衛星放送では、大学通信教育を行う放送大学学園が大学教育放送を行っている。かつては東海大学が、保有していた実験局「FM東海」で通信制高等学校「東海大学付属望星高等学校」の授業番組を放送し、同局がFM東京(現・TOKYO FM)に移行してからも、平日の18時半〜21時に放送していたが、ステレオ音声とは別に専用受信機を用いて独立音声を多重する放送を経て、現在はCSのPCM音声チャンネルに移行している。放送大学と異なり、市販CS受信機では受信不可能で特殊チューナが必要。 PSPやニンテンドーDSといったゲーム機でもゲーム機本体のバッテリーをエネルギーとして使用するFMラジオ受信装置が開発され、発売されている(ニンテンドーDS版は任天堂のライセンス商品ではない)。また、iPodにおいても近年チューナーが発売されており、携帯機器でのFM放送受信の手段は格段に進歩している。 受信したものを増幅せず、鉱石検波器やゲルマニウムダイオード等で直接検波し、クリスタルイヤホン等で聴取する。 受信した周波数のまま増幅・復調を行う。戦前はほとんどこのタイプ。戦後は電子回路を理解するための電子工作で製作する程度の利用のみ。正帰還を用いた再生検波も広く用いられた。 ラジオ搬送波と復調後の音声の周波数帯域が異なるのを利用し、検波前の高周波増幅と検波後の音声増幅を一つの増幅素子で兼ねる方式。増幅素子には真空管やトランジスタ等を用いる。昔は高価だった増幅素子を節約するために考案された。原理的にはストレート、スーパーヘテロダイン共にレフレックス方式とする事が可能ではある。 受信した周波数を一定の周波数(中間周波数)に変換した上で増幅・復調を行う。戦中は規制されており、戦後に主流となる。 受信した周波数に近い高周波を発生させ、直接、音声信号を取り出す。近年、技術革新により安定して高周波を作り出すことが容易となり、中間周波数に変換する部品が省け小型化できるメリットから携帯電話などに盛んに用いられるようになった。 コイルと可変容量コンデンサ(バリコン)の組み合わせ、あるいは固定容量コンデンサと可変インダクタンス(μ同調器)の組み合わせで同調回路を構成するもの。大まかに振られた目盛りを頼りに選局する。昔から存在するタイプ。金属製のエアバリコンは生産が打ち切られ、現在入手できるのはポリバリコンのみ。 基準周波数を元に、一定ステップの周波数を合成して同調回路を構成するもの。高級機や薄型機に多く使われる。1970年代後半頃から登場している。 ビデオテープ〜タバコ位の大きさ。乾電池で動作可能。真空管時代にも電池管という電池で動作するミニチュア管やサブミニチュア管を使い、数十ボルト程度の積層乾電池を用いたものがあったが、消費電力の少ないトランジスタの登場により電池管ラジオは急速に衰退し、代わってトランジスタラジオが急速に普及していった。 1906年12月24日には、アメリカ・マサチューセッツ州の自己の無線局から、自らのクリスマスの挨拶をラジオ放送した。フェッセンデンはこの日、レコードでヘンデル作曲の「クセルクセスのラルゴ」を、そして自身のバイオリンと歌で“O Holy Night”をそれぞれ流し、聖書を朗読した。この放送はあらかじめ無線電信によって予告されたもので「世界初のラジオ放送」だっただけでなく「最初のクリスマス特別番組」でもある。フェッセンデンは「史上初のラジオアナウンサー&プロデューサー」と言えるだろう。 フェッセンデン以後、実験・試験的なラジオ放送が世界各地で行われるようになるが、正式な公共放送(かつ商業放送)の最初ははるかに下って、1920年11月2日にアメリカ・ペンシルヴァニア州ピッツバーグで放送開始されたKDKA局と言われる。これはAM方式によるものだった。最初のニュースは大統領選挙の情報で、ハーディングの当選を伝えた。 極長距離を伝送できる短波ラジオ放送を最初に行ったのはオランダの国営放送で、1927年11月から海外植民地向けに試験放送を開始、翌1928年には当時オランダ領だったインドネシア・ジャワ島での受信に成功する。この実績に追随してドイツ、ソ連、フランス、イタリア、イギリス等が1929年〜1932年にかけて植民地向け放送や海外宣伝放送を短波で開始している。 だった。当時使われていたラジオは「探り式鉱石受信機」がほとんどで、第一声の「アーアーアー」は、この間に聴取者が鉱石の針先を一番感度の良い部分に調節できるようにするための配慮と言われている。 元々は3月1日に放送を開始する予定だったが、購入する予定だった日本にたった1台のウェスタン・エレクトリック(WE)社製の放送用送信機が、前年12月に同じく設立準備中の大阪放送局に買い取られてしまった。 そこで東京放送局は、東京市電気局電気研究所が放送実施のために購入したゼネラル・エレクトリック社製の無線電信電話機を借り放送用に改造して使用することにしたが、2月26日の逓信省の検査で「放送設備が未完成のため3月1日の放送開始は時期尚早」と判断された。 既に3月1日から放送を開始すると発表しており、また、大阪放送局よりも先に日本初のラジオ放送を行いたいということで、「試験送信」の名義で逓信省の許可を受け、何とか3月1日から放送を開始することができた。 3週間の試験放送の後、逓信省の検査に合格し、3月22日に仮放送(仮施設からの正式な放送という意味)を開始し、7月12日に愛宕山からの本放送が開始された。これには改めて購入した出力1kWのWE社製送信機を使用した。 社団法人東京・大阪・名古屋放送局は翌年の1926年に「社団法人日本放送協会」として統合された。これは実質的には政府機関的な性格をもっていた。「全国鉱石化」を目標に日本各地に放送局を開設したほか、当時日本領だった樺太や南洋群島にも置局した。さらに、朝鮮には朝鮮放送協会、台湾には台湾放送協会が設立され、日本放送協会の番組を多く中継した。 受信機としては、真空管を使ったものが登場し、鉱石式のイヤホンから、スピーカーで放送が聞けるようになる。 やがてラジオ受信機の普及が進み、娯楽の主役となったが、戦局の進行と共に大本営発表を行なうための機関と化しプロパガンダ的な番組が増えた。戦中には空襲警報などの情報を知るために、ラジオ受信機の電源を入れたままにしておいたらしい。 1945年8月15日にいわゆる「玉音放送」が流され、戦後は海外領土を失い、「社団法人日本放送協会」はGHQの管理・監督下に置かれた。米軍と英連邦軍、いわゆる進駐軍向け放送局が主要都市に置かれた。米軍向けは後にFEN、現在のAFNの前身である。一部の局については日本放送協会から施設や役務の提供が行われた。 ラジオ受信機にしても当時は物品税が高価で、メーカー製完成品を購入するよりは秋葉原などから真空管などの部品を買い集めて自作したほうが安かったために、受信機を製作する人が多かった。彼らは「ラジオ少年」とも呼ばれ、高度成長期の日本のエレクトロニクス産業の発展の基礎を作る要因の一つともなった。 しかし、1959年の皇太子明仁親王(今上天皇)成婚をきっかけにテレビ受像機が普及し始め、ラジオは斜陽化の時代を迎える。 この頃、部品のトランジスタの普及が進み、これを使ったトランジスタラジオの商品化や、さらにモータリゼーションが始まって、ラジオは一家に一台から一人に一台というパーソナル化の方向へ向かう。ラジオ放送はファミリーをターゲットにした編成から、個人をターゲットにした編成へと転換していく。情報トーク番組や音楽番組が増えた他、ターゲットを絞った深夜放送も盛んになった。 一方では、1970年頃からFMラジオ放送もまずはエフエム東京・エフエム大阪・エフエム愛知・エフエム福岡の4局で開始され、音楽を中心とした編成で放送されるようになる。 FMラジオ放送では、放送される楽曲を録音する「エアチェック」が流行り、オープンリールテープやカセットテープで録音された。また、エアチェックを目的として放送される楽曲が載ったFM情報誌、FM FanやFM レコパルが創刊された。しかし、民放局を中心に「楽曲そのものを楽しむ」から「トークの合間に楽曲が流れる」など番組スタイルの変化などから、エアチェックという言葉自体が廃れていく。 1970年代後半(昭和50年代)に、中東戦争やオイルショックをきっかけとして海外の国際放送を受信するBCLブームが起こった。この時期には、日本向け日本語放送の充実を図る放送局も多く、時事ニュースにとどまらずその国の文化などの理解を深めるうえで一定の役割を果たした。また、受信報告書を送ると受け取れるベリカードの収集も盛んに行われた。さらに、送信方向が日本向けではないなど、一般的には受信困難な放送を工夫を重ねて受信しようとするマニアも増えた。これに応じ、受信周波数帯域の広いラジオ受信機、いわゆるBCLラジオが各社より発売され、戦後2回目の黄金期だった。しかし、日本からの海外旅行の一般化や通信の自由化を遠因とする国際放送の縮小などで、BCLブームも終わりを遂げ、2006年現在、BCLラジオもソニー以外は撤退した。 1992年にはコミュニティ放送が制度化され、都道府県単位よりもかなり狭い地域を対象としたラジオ放送が行われるようになった。1992年にはAMステレオ放送が開始した。1995年にはFM文字多重放送もスタートする。 1995年の阪神・淡路大震災では、災害時における情報伝達メディアとしてのラジオの重要性がクローズアップされる結果となった。以降、各局とも災害への対応を重点に置くようになり、また大都市圏には外国語FM局も開局する。 インターネットラジオの登場、さらに衛星や地上デジタルラジオも加わり、従来のアナログラジオ放送とともに、ラジオの多様化が進んでいる。 民放ラジオ放送が開始された頃の1950〜60年代、NHKの第1、第2放送や民放各社などが、2つまたはそれ以上の放送波を使った立体放送を行った。NHKの例でいえば第1放送が左側の音声、第2放送は右側の音声をそれぞれ放送して、2つのラジオを並べて置くとステレオ音声が楽しめるという試みだった。また、ラジオとテレビを併用した立体放送も実施された。 この方法では問題点が多く、「モノラル放送との互換性がとれず、受信機を二台用意しないと、片方のチャンネルしか聞くことができない」「左右用の受信機に位相特性、周波数特性、レベル等の特性差があると正しいステレオイメージが得られない」「周波数帯域を必要以上に占有する」「NHK等を除くと二局が協力しないと実現できない」などである。現在のFMステレオ放送や中波ステレオ放送ではこれらの問題点は解決されている。 1波による中波ステレオ放送の開発は昔から行われていたものの、FMステレオ放送の開始が先だったために、本格的に実用化されはじめたのは1980年代に入ってからだった。アメリカで方式が乱立した経緯があり、また、AMステレオよりもFMステレオの方が遥かに音質が良いこともあるため、余り普及されていないのが実情である。 その後米では1982年7月、米のKDKA、KTSAの2局が、カーン方式による全米初のAMステレオ放送の本放送を開始した。しかしその後、アメリカの大手自動車メーカーであるGM、クライスラー、フォード等が車載するAMステレオラジオ(米デルコ社製など)としてモトローラ方式(C-QUAM方式)を採用することがきっかけで、モトローラ方式を採用するAMラジオ局が多くなった。これを機に、1984年10月にオーストラリアで、その後相次いでAMラジオ放送の標準方式としてモトローラ方式を採用する国が多くなった。その後、日本、カナダを始め各国でAMステレオの標準方式としてモトローラ方式を採用したり、全米でもAMステレオを実施しているほとんどの局がモトローラ方式を採用するようになったため、1993年、FCCは遂に同方式をAMステレオの標準方式とする決定を下した。 しかし、NHKが実施していないこと、対応機種も少ないことから、実施しているのは大都市と一部地域の民放局にとどまっている。実施局も一部の局を除いて親局のみでしか行われていない。2007年4月1日にはKBCラジオがステレオ放送を終了したため、今後の発展は難しいものと推測される。対応機種も現在発売中のものは寡少となっている。 室外アンテナが主流のテレビと異なり、受信機に備え付けのアンテナを使った室内での受信が普通なので、受信環境がチャンネル選択に影響を及ぼす。放送区域内だからといって必ずしも全ての局が安定して受信できる訳ではない。そのため、そういった環境下では、チューニングしやすい局がよく聴かれる傾向にある。とくに、室内受信する場合、建物によって電波が遮られたり電気製品などのノイズを受けたりすることも多く、電波状態の良好な局が好まれる。 仕事や作業をしながらでも番組を楽しむことができるため、職場やカーラジオなどで聴取されることも多い。首都圏では午前10〜11時にテレビの視聴率よりもラジオの聴取率が高くなる。また、テレビと違って放送局の選択はダイアルを回してチューニングする手間がかかるため、放送局を小まめに変えるザッピングのようなことはあまりなく、長時間にわたり1つの局を聴取する傾向もある。ただし、テレビ同様プリセット式で局をボタンで一発選局可能なラジオの場合は、この限りではない。 短波による国際放送の場合、同じ内容の放送を同時に複数の周波数で放送し、聴取者が最も受信状態の良好な電波を選んで受信できるようにしているのが一般的である。 また、予約可能で安価な録画機器が多様なテレビとは違い、ラジオ番組を予約録音できるレコーダー等は商品の種類がごく限られ、値段も高い傾向がある。 テレビがデジタル放送を開始しているのに対して、衛星放送を除きラジオのデジタル化はまだ実験段階である。これは、正式な周波数割当てが行われていない事、コピーガードに関する技術策定が遅れている事、一般向けの受信機が携帯電話やワンセグテレビチューナーに限られ殆ど発売されていないなど、複合的な要因がある。 |
モビットの審査サイト、 モビットの審査比較サイトのお得な情報、 モビットの主婦情報、 モビットの低金利情報など、 モビットに関することの申込み情報サイト。